イディオム解説 - Plan B - バックアップ案
こんにちは、皆さん。今日は英語のイディオムを一つ紹介したいと思います。
それは「Plan B」という言葉です。この言葉は、もし最初の計画が失敗したら、別の計画を用意しておくという意味です。
イディオム Plan B
例えば、「彼は試験に合格するために一生懸命勉強しているが、念のためにPlan Bも考えている。」という文では、「彼は試験に落ちたらどうするか、別の選択肢を考えている」ということです。
もう一つ例文を見てみましょう。
「彼女は旅行に行くのが楽しみだったが、飛行機が欠航になってしまった。幸い、彼女はPlan Bを持っていたので、別の交通手段で目的地に向かった。」という文では、「彼女は飛行機が飛ばなくなったらどうするか、予め考えておいたので、困らなかった」ということです。
このイディオムは、アルファベットのBが二番目を表すことから来ています。
最初の計画はPlan Aと呼ばれますが、それがうまくいかなかったら、次にPlan Bに移ります。
もしPlan Bもダメだったら、Plan CやPlan Dと続けていきます。このように、Plan Bはバックアップ案や予備案と同じような意味になります。
では、なぜこのイディオムを覚える必要があるのでしょうか?
それは、英語ではよく使われるからです。
特にビジネスや政治の分野では、リスクを回避するためにPlan Bを用意することが重要です。
例えば、「政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにロックダウンを実施するが、経済への影響を考慮してPlan Bも準備している。」という文では、「政府はロックダウンが効果的でなかったり、経済が悪化したりした場合に備えて、別の対策を考えている」ということです。
このように、「Plan B」というイディオムは、英語で話す時に役立つ表現です。皆さんもぜひ覚えて使ってみてくださいね。
イディオム Plan B まとめ
【英語】
Plan B
【和訳】
バックアップ案
バックアップ策
【例文】
A:I'm applying for a government scholarship to go to Africa when I graduate.
(卒業したらアフリカ行きの政府奨学金を申し込むの)
B:OK, that's great. But what's your plan B? There is no guarantee you will get it.
(それは素晴らしいね。でもバックアップ策は? 奨学金が必ずもらえるという保証はないよ)
【豆知識と所感】
念頭に置いている策が “plan A” とするなら、それがうまくいかなかったときの保険としてもうひとつ準備しておくのが “plan B” です。
アクション映画等を見ている人は時折耳にした事があるかもしれません。
救出ミッションが失敗して「くそっ!バックアップ策だ」とかかっこよすぎます。
アルマゲドンの映画では「There is no Plan B」(バックアップ策はありません) というシーンがありました。 つまり「失敗は許されない」という緊迫したシーンをより引き立てたセリフですね