イディオム(慣用句)

イディオム解説 - GLASS CEILING - 目に見えない障害

今回は「GLASS CEILING」について見ていきましょう。

「GLASS CEILING」とは、目に見えない障害のことを指します。
特に、資質や実績があっても女性やマイノリティが一定の職位以上に昇進できない組織内の障壁を表す言葉として使われます 。

このイディオムは1978年にアメリカの企業コンサルタントだったマリリン・ローデンが最初に使ったとされています。
その後、1986年にウォールストリート・ジャーナル紙が女性の昇進を妨げる企業文化に関する特集記事でこの言葉を取り上げて注目を集めました 。

日本でも2000年前後からは海外の動向を受けて女性の就労環境改善が政治目標に掲げられるようになりましたが、現在でも日本の企業や政府機関で「GLASS CEILING」が多くの女性にとっての現実です 。

では、このイディオムを使った例文を見てみましょう。

イディオム - Glass Ceiling

- She is determined to break the glass ceiling and become the first female CEO of the company.
彼女はガラスの天井を打ち破って、会社初の女性CEOになると決意している。

- Many women still face a glass ceiling in the academic world.
学術界では多くの女性がまだガラスの天井に直面している。

- He felt that there was a glass ceiling for foreigners in his workplace.
彼は職場で外国人に対するガラスの天井があると感じた。

以上が「GLASS CEILING」の解説でした。このイディオムは、社会的な不平等や差別を表すときによく使われるので、覚えておくと役立つでしょう。

イディオム - Glass Ceiling - まとめ

【英語】
GLASS CEILING

【和訳】
目に見えない障害

【例文】
I don't believe a glass ceiling exists here anymore. Otherwise, how do you explain the fact that both the director and vice president of marketing are women?
もうここには目に見えない障害は存在しないと思っています。そうでなければ、マーケティング担当の取締役と副社長がともに女性であることをどう説明するのでしょうか?

【豆知識と所感】
例文の男女均等法に関して、女性の出世に関しては物凄い良い事だと思います。
Glass ceiling.「目に見えない障害」ですが、直訳すれば「ガラスの天井」という意味になります。

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