イディオム(慣用句)

イディオム解説 - DO BUSINESS - 事業、商売をする

イディオムとは、言葉の意味が直接的ではなく、比喩的に使われる表現のことです。

今回は、ビジネスに関するイディオムを紹介します。

イディオム DO BUSINESS 例文

DO BUSINESSの例文も3種類ありましたので、ご紹介します。

実はBUSINESSが付いていながらも意味が異なるのでそれぞれ見てみましょう。

1.Do business: ビジネスをする
2.Mean business: 本気である
3.Monkey business: ふざけること

3番の Monkey business なんて、気になりませんか?

例文1 Do business: ビジネスをする

1. Do business: ビジネスをする
このイディオムは、ビジネスをするという意味ですが、単に仕事をするというよりも、取引や契約をするというニュアンスがあります。

例えば、「We do business with many companies in Asia.」は、「私たちはアジアの多くの会社とビジネスをしています。」という意味です。この場合、「仕事をしています」というよりも、「取引や契約をしています」ということを強調しています。
もう一つの例文は、「She is very good at doing business.」です。「彼女はビジネスをするのがとても上手だ。」という意味です。この場合、「仕事をするのが上手だ」というよりも、「取引や契約をするのが上手だ」ということを表しています。

例文2 Mean business: 本気である

2. Mean business: 本気である
このイディオムは、本気であるという意味ですが、特に相手に対して強い態度や決意を示す場合に使われます。

例えば、「He means business. You'd better do what he says.」は、「彼は本気だ。彼の言うことを聞いた方がいい。」という意味です。この場合、「本気だ」ということは、「譲らない」とか「妥協しない」とか「徹底的にやる」ということを表しています。
もう一つの例文は、「Don't mess with her. She means business.」です。「彼女にちょっかいを出すな。彼女は本気だぞ。」という意味です。この場合、「本気だぞ」ということは、「怒らせるな」とか「舐めるな」とか「相手にしないぞ」ということを表しています。

例文3 Monkey business: ふざけること

3. Monkey business: ふざけること
このイディオムは、ふざけることや不正なことをすることを表します。

例えば、「Stop the monkey business and get back to work.」は、「ふざけるのはやめて仕事に戻りなさい。」という意味です。この場合、「ふざける」ということは、「真面目に仕事をしない」とか「時間を無駄にする」とか「規則を破る」とか「不正行為をする」とかいうことを含んでいます。
もう一つの例文は、「There is some monkey business going on in this company.」です。「この会社では何か不正なことが行われている。」という意味です。この場合、「不正なこと」ということは、「横領」とか「詐欺」とか「脱税」とか「贈収賄」とかいうことを含んでいます。

以上、ビジネスに関するイディオムを紹介しました。イディオムは、言葉の意味が直接的ではなく、比喩的に使われる表現なので、文脈やニュアンスに注意して使いましょう。

イディオム DO BUSINESS まとめ

【英語】
DO BUSINESS

【和訳】
事業、商売をする

【例文】
It's an old company in Kyoto. They've been doing business for over 300 years.
京都の老舗です。300年以上前から商売をしているそうです。

【豆知識と所感】
例文にある300年も前から京都でビジネスをされている会社とはどんな企業なのでしょうか?
ちなみに日本で一番古いと言われている、Doing business の企業は578年設立の金剛組という建設会社で実に1400年前から事業をされています。

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