イディオム(慣用句)

イディオム解説 - BREAK EVEN - 損得なしになる、とんとんになる

こんにちは。今日は、ビジネスやギャンブルなどでよく使われるイディオム「Break even」について紹介したいと思います。

このイディオムは、「損益分岐点に達する」「収支がトントンになる」「得も損もない状態になる」という意味です。

イディオム BREAK EVEN

例えば、以下のような文で使われます。

- The company finally broke even after three years of losses.(その会社は3年間の赤字の後、ようやく損益分岐点に達した。)
- He played poker all night and broke even.(彼は一晩中ポーカーをして、収支がトントンになった。)
- I sold my car for the same price I bought it, so I broke even.(私は車を買った値段と同じ値段で売ったので、得も損もなかった。)

このイディオムは、「break」が「壊す」「切る」という動詞、「even」が「平らな」「均等な」という形容詞として使われていますが、一緒になると「損益分岐点に達する」という意味に変わります。これは、「損益分岐点」が「収入と支出が同じになる点」ということから、「break」が「同じにする」という意味、「even」が「収入と支出」という意味に解釈されるからだと考えられます。

このイディオムは、形容詞としても使われます。その場合は、「break-even」とハイフンでつなげて書きます。例えば、以下のような文で使われます。

- The break-even point is the level of sales that covers all the costs.(損益分岐点とは、すべてのコストをカバーする売上高の水準です。)
- The project was a break-even deal for us.(そのプロジェクトは私たちにとって損益分岐の取引だった。)
- We need to lower the break-even price to be more competitive.(競争力を高めるために、損益分岐価格を下げる必要がある。)

以上が、「Break even」というイディオムの意味と使い方です。ビジネスやギャンブルなどで、収支がトントンになる状況を表すときに便利な表現ですので、覚えておくと役立つでしょう。

イディオム BREAK EVEN まとめ

【英語】
BREAK EVEN

【和訳】
損得なしになる、とんとんになる

【例文】
I don't expect to make any money with the Web site; it's more of a hobby than a business. I just hope I can break even.
ビジネスというより趣味のようなものなので、ホームページで儲けようとは思っていません。 とんとんになればいいです。

【豆知識と所感】
Break Evenを直訳すれば「均等に壊れる」という意味なので、なんとなく意味が想像できるかもしれません。
損得なしって意味はあまり好きではないですが・・・。

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