イディオム(慣用句)

イディオム解説 - BEST AND BRIGHTEST - 最も優秀な人材

こんにちは、今回は「BEST AND BRIGHTEST」というイディオムについて見ていきましょう。

イディオム BEST AND BRIGHTEST 解説と例文

「BEST AND BRIGHTEST」とは、「最良の、最も聡明な人々」という意味です。このイディオムは、1960年代のアメリカの政治史に関する本のタイトルから広まりました。その本は「The Best and the Brightest」という名前で、ニューヨーク・タイムズの記者デイヴィッド・ハルバースタムが書きました。

この本では、ケネディ政権とジョンソン政権において安全保障政策やベトナム戦争を主導した閣僚や大統領補佐官たちを「BEST AND BRIGHTEST」と呼びました。彼らはエリートで優秀な人材として選ばれたのですが、その一方で政策の失敗や戦争の泥沼にアメリカを巻き込んでいったという批判的な内容です。

この本がベストセラーになり、その後も「BEST AND BRIGHTEST」という言葉は使われ続けました。しかし、本来の意味とは違って、皮肉や批判を込めて使われることも多くなりました。例えば、次のような文です。

- The best and the brightest of Wall Street caused the financial crisis.(ウォール街の最良で最も聡明な人々が金融危機を引き起こした)
- He thinks he is one of the best and the brightest, but he is just arrogant.(彼は自分が最良で最も聡明な一人だと思っているが、ただ傲慢なだけだ)

このように、「BEST AND BRIGHTEST」は褒め言葉としても、皮肉や批判としても使われるイディオムです。
文脈やトーンに注意して使い分けましょう。

イディオム BEST AND BRIGHTEST まとめ

【英語】
BEST AND BRIGHTEST

【和訳】
最も優秀な人材

【例文】
If we want to keep our best and brightest employees, we have to offer more competitive salaries.
(優秀な人材を確保したいのであれば、より競争力のある給与を提供しなければなりません。)

【豆知識と所感】
例文にもある通り、最も優秀な人材を確保するには、待遇をよくする方法が考えられます。
私の待遇は、、いまいちですが、残念ながら"best and brightest"な人材ではなさそうです。

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