イディオム(慣用句)

イディオム解説 - ANSWER TO SOMEONE - 誰かに責任を負う

イディオムとは、文字通りの意味ではなく、比喩的な意味で使われる表現のことです。
英語には多くのイディオムがあり、ネイティブスピーカーは日常会話でよく使います。イディオムを知っていると、英語の理解力や表現力が上がります。

今回は、ANSWER TO SOMEONEというイディオムについて解説します。
このイディオムは、「誰かに責任を負う」「誰かに従う」「誰かに対して報告する」という意味で使われます。ANSWER TO SOMEONEは、主に仕事や組織の関係で使われることが多いです。

イディオム解説 - ANSWER TO SOMEONE

例文を見てみましょう。

- Who do you answer to in this company? この会社では誰に責任を負っているのですか?
- He doesn't answer to anyone. He's the boss. 彼は誰にも従わない。彼がボスだ。
- I have to answer to my parents for everything I do. 私は自分がすることすべてについて両親に報告しなければならない。

ANSWER TO SOMEONEは、ANSWER FOR Somethingと混同しないように注意しましょう。ANSWER FOR Somethingは、「何かに対して責任を取る」「何かの結果を説明する」という意味で使われます。

例文を見てみましょう。

- You will have to answer for your actions. あなたは自分の行動に対して責任を取らなければならない。
- How can you answer for the damage you caused? あなたは自分が引き起こした被害をどうやって説明するつもりですか?

以上が、ANSWER TO Someoneというイディオムの解説です。
是非このイディオムを覚えて、英語の会話で使ってみましょう。

 

イディオム解説 - ANSWER TO SOMEONE まとめ

【英語】
ANSWER TO SOMEONE

【和訳】
人の指揮下にある、誰かに責任を負う

【例文】
What I like most about running my own business is that I don't have to answer to anyone but myself.
(自分のビジネスで最も好きな事は、指揮下にあるのは私自身である事だ)

【豆知識と所感】
Answer to (人) という構造になります。
人は上司や指示を出す人など上下関係がかかわってきます。
自分の行動内容を(人)に報告や説明をする必要がある、という意味になり、指揮下にある事が分かります。

Disneyのアニメや映画のセリフでも時々耳にしませんか?
"You answer to me!" (私の指示に従え!) と上下関係をはっきりさせています。
確か「シンドラーのリスト」という映画にもこのフレーズが出てきます。
気になる人は「シンドラーのリスト」を見てみてくださいね。(スティーブン・スピルバーグ監督)

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