こんにちは!今日は、海外に関する英語表現を紹介したいと思います。
海外を意味する英単語には、abroadやoverseasなどがありますが、これらの単語の意味や使い方はどう違うのでしょうか?
また、abroadにはtoやatなどの前置詞は必要ないのでしょうか?それでは、見ていきましょう!
abroadとoverseasの意味と使い方
abroadとoverseasは、どちらも「海外へ」や「海外で」を表す副詞です。例えば、
- I want to go abroad / overseas.(私は海外へ行きたい)
- She works abroad / overseas.(彼女は海外で働いている)
このように、ほとんど同じように使えます。しかし、overseasは文字通り「海を越えた場所」という意味なので、陸続きの国から別の国へ行く場合は使えません。例えば、
- He went from France to Germany.(彼はフランスからドイツへ行った)
この場合は、abroadを使って
- He went abroad from France to Germany.(彼はフランスからドイツへ海外へ行った)
と言えますが、overseasを使って
- He went overseas from France to Germany.(彼はフランスからドイツへ海外へ行った)
と言うことはできません。
日本から外国へ行く場合は、必ず海を越えるので、abroadもoverseasも使えます。
また、overseasは形容詞としても使えて、「海外の」という意味になります。
例えば、
- He has an overseas branch.(彼は海外に支店がある)
- She is an overseas student.(彼女は留学生だ)
このように、名詞の前に置いて使えます。しかし、abroadは形容詞として使えません。
名詞の前に置くと、「海外から来た」という意味になります。
例えば、
- He is an abroad student.(彼は海外から来た学生だ)
このように、留学生ではなく、海外から来た学生というニュアンスになります。
abroadにtoやatは不要
abroadは副詞なので、動詞や形容詞の後に直接置くことができます。
そのため、toやatなどの前置詞は不要です。例えば、
- I went abroad last year.(私は去年海外へ行った)
- She is happy abroad.(彼女は海外で幸せだ)
このように、wentやhappyの後に直接abroadを置けます。
しかし、toやatを入れると
- I went to abroad last year.(私は去年海外へ行った)
- She is happy at abroad.(彼女は海外で幸せだ)
このように不自然になります。注意しましょう。
まとめ
今回は、abroadとoverseasの意味と使い方を見てきました。
どちらも「海外へ」や「海外で」を表す副詞ですが、overseasは「海を越えた場所」という意味であり、形容詞としても使えることが違いです。
また、abroadにはtoやatなどの前置詞は不要です。
これらの単語を覚えて、自分でも例文を作ってみましょう!